ファブリックブランドに関するお話

さて、今日書くお話は、
すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
案外ご存じない方も多いようなので、
改めてこの場をお借りして書いて見ようと思います。
ファブリックブランド(生地メーカー)には色々な形態があります。
少人数で運営しているところもあれば、
大企業ともいえるほどの規模で運営しているところもあります。
そして、そのブランド名(メーカー名)に
デザイナーの名前がそのまま付けられている場合もあれば、
会社名(組織名)になっているところもあります。
当店取り扱いのブランドを例にしてみましょう。
例えば、オーストラリアのブランド「Saffron Craig」。
この場合は、デザイナー本人の名前がブランド名でもあり、
活動自体もデザイナー本人が単独で行っています。
実際の生地生産は、生地生産会社やプリント工場や
ディストリビューターも兼ねている会社に外注しているわけです。
また、例えば、アメリカの「Cloud9 Fabrics」。
こちらは、会社名がブランド名ですね。
生地のデザインは、
Cloud9のハウスデザイナー(社員のようなもの)がする場合もあれば、
外部のデザイナーがする事もあります。
なので、販売元はCloud9ですが、デザインは外部の有名デザイナーだったりするのです。
生地の生産自体は外注です。
まぁ、だいたいの場合は、自社工場を持っていないので
生産は他国の工場である場合がほとんど。
そして、当店では現在取り扱っていませんが、
有名な「Michael Miller」の場合はどうでしょう。
これは、マイケルさんとミラーさんが共同設立した会社です。
マイケルミラーというデザイナーがいるわけではないですよ。
ここも、ハウスデザイナーがデザインする場合と、
外部のデザイナーがデザインする場合があります。
ほかにもいろいろなパターンがあるのですが、だいたいの場合はこんな感じです。
生地のお買い物には全く関係のない話ですが、
興味のある方もいらっしゃるかもしれないと思い書いてみました。
Safrron Craig Banksia Bloom