素敵な生地の色の名前

このブログでよく生地の名前のことについて書いていますが、
今日は色のことについて書こうと思います。
生地のカラー名
同じ柄の生地でもいくつかのカラーバリエーションがある場合が多々あります。
その時に必ず生地を判別するためのカラー名が付くのですが
そのカラー名の付け方でも素敵だなと思うものがたくさんあります。
例えば、下の3つの生地。
ADORNit Capri Garden Taupe
ADORNit Capri Garden Taupe
“taupe” というカラー名です。
“taupe” は、モグラ色・茶色がかった灰色と言う意味の単語。
日本ではこの色に該当する単語はあるでしょうか。
ちょっと色辞典で調べたら、「茶鼠」という色がありました。これが近いかなと思います。
“茶色がかった灰色”という色に一つの単語があることが素晴らしいですよね。
Fois Bois Mahogany
birch fabrics Camp Modern Fois Bois Mahogany
この生地は “Mahogany” というカラー名です。
“Mahogany” は、高級家具などに使われる木です。
マホガニーにも種類があるのですが、
この生地の場合は濃い色のマホガニーをイメージしたものでしょう。
ブラウンとかダークブラウンとか言うより、”Mahogany”と言うと、
色だけでなくそのカラーの持つイメージまで付いてくるようで素敵です。
floretr aspberry_3
DAISY JANIE New Leaf floret raspberry
この生地は、”raspberry” ラズベリーです。
ラズベリーってもっと赤い色なのかなと思っていたのですが、
野生のラズベリーは案外ダークな色で、光が当たるときれいなパープルに見える感じです。
このように、生地のカラー名ひとつとっても
いろいろイメージできたりして楽しいものです。
もし自分が生地をデザインしたらどんな名前を付けようかななんて妄想までしちゃいますね。