テレビ東京ガイアの夜明けでミンネ紹介

6月16日にテレビ東京の番組「ガイアの夜明け」でハンドメイド作品の売買サイト「minne」が紹介されました。
私は、リアルタイムには見ることが出来なかったので、一日遅れで録画を見ました。
ガイアの夜明け
テレビ東京ガイアの夜明け「働き方が変わる 第10弾 “得意”で稼ぐ!」
minne お知らせ
minne お知らせ – テレビ東京『ガイアの夜明け』で紹介されました
番組の概要は、ハンドメイド商品の人気が広がり、個人がそれの売買で収入を得ているというもの。
1時間番組の約半分ほどを割いて紹介されていたので、かなりミンネの宣伝にもなったと思われます。
番組で紹介されていた作家さんは、作品の販売開始直後から次々に注文が入っているような映像でした。
これを観る人に「こんなに簡単に売れ売れ状態になる」と思わせちゃう戦略を
感じずにはいられませんでしたが、実際に人気の作家さんもいるのは確かなようです。
さて、この「minne」を運営するGMOペパボですが、
テレビCMを打ったり各媒体に広告を出したりと、
今年に入ってから「minne」への力の入れようがすごいことになっています。
今年2月には、今12月期の営業利益・経常利益・最終利益をゼロとする見通しを明らかにしています。
今期の利益を全部「minne」に投資するからとのこと。
これすごいですね。それだけ採算がとれる事業だということ、まだまだ伸びる余地があるということですね。
(参考)GMOペパボ、異例の「利益ゼロ」予想 ハンドメイド市場「minne」拡大へ積極投資
(参考)「2015年、minneに積極投資する理由」GMOペパボ代表 佐藤健太郎氏
今年2月の時点でスマホのアプリが100万ダウンロードに達したとも発表されていますが、
下記のようなリワード広告、いわゆる「ブースト」と呼ばれる方法
ダウンロード数を稼いだこともあったので、”100万ダウンロード”はちょっと眉唾なんですよね。
(参考)グノシー他、AppBank「モンスト攻略」ブーストでアプリダウンロード数を水増し

「755」(サイバーエージェント、7gogo)、「AWA」(エイベックス、サイバーエージェント)、
「minne」(GMOペパボ)といった各社アプリも「Gunosy」ほどではないながらも活用していました。

実際には、ダウンロード数よりもアカウントの稼働数の方が重要なんですが、
上場企業としては投資家向けに印象良くしたい狙いもあり、
ダウンロード数をいろいろな方法で増やしているようです。
minneの好調があったり、OCアイランドをグループ会社化したりと
好材料続きでGMOペパボの株価も今年に入ってから絶好調な様子。
まぁ、こんなことはハンドメイド売買で利用するユーザーには直接的には関係ないかも知れませんが、
ハンドメイド市場の伸びやその背景、サービス提供会社の戦略を知ることは何かしらのヒントになるものです。
単に売買するだけを目的とするだけでも、どのサービスを選ぶのか、
なぜそのサービスを選ぶのかの判断材料にもなったりします。
そして、このハンドメイド市場人気と合わせて問題にもなっているのが、
インターネット上の取引による収入を申告していない例が増えているというものです。
近年では、ネット取引の申告漏れが問題視されており、
収入の大きさに関わらず税務調査に入るケースが増えているそうです。
国税局には「電子商取引専門調査チーム」というものがあり、特に注意をしてチェックしています。
(参考)国税庁 インターネット取引を行っている者の調査状況
(参考)確定申告における雑所得の扱い – マネーフォワード
(参考)ネットオークション-税務調査、なぜ税務署にバレるのか – 税理士法人インテグリティ
(参考)ネットで収入を得ている人が注意すべき10の心得 – 経営ハッカー
(参考)税務調査にもトレンドあり – 横浜会社設立ステーション
手軽に参入できるハンドメイド作品売買。
自分に合ったサービス・安心安全なサービスを利用するのはもちろんのこと、
法に反するようなことはしないという個々のクリーンな行動で
市場の健全な拡大を期待したいですね。