モノ作りの最大の敵

今日は某国のパクリ文化とその問題に関して書かれた良ブログの紹介。
FUZE にてライター abcxyz さんが投稿した記事。
クラウドファンディングで起こっている闇の戦い。資金調達前のアイデアを製品化、販売する中国の製造会社たち
クラウドファンディングで起こっている闇の戦い。資金調達前のアイデアを製品化、販売する中国の製造会社たち
クラウドファンディングプロジェクトでは、
資金が集まって実際に製品が完成&販売開始されるまでに時間がかかる。

完成までの時間にその製品アイデアを盗まれ先に製品化されてしまう。
という話。
クラウドファンディングプロジェクトにおいて
その辺の問題をどうクリアするか、リスクにどう対処するかが重要ではないかと記事は結ばれています。
詳細は FUZE の記事を読んでいただくとして。。
アイデアやデザイン、技術などをパクられるのはモノ作りをする人や企業にとって非常に忌々しきことですね。
こういう話はクラウドファンディングだけのものではなく、いろいろな産業・分野で起こっています。
私が業務上知り得た話の中でも、
ファブリックデザイナーが個人で始めたブランドでとある国の工場に生地の生産委託をしたところ、
送ったデザインデータを勝手に流用されて別の取引先にオリジナル生地として販売されていたという例があります。
企画・開発から生産・販売にいたるまでを他者に一切委託せずに自社内でやるというのは今の時代非常に少なく、
原料の調達や製造コストの面から考えても他国の企業の委託する場合が多いですよね。
秘密保持契約を結んだとしてもそれが守られない場合があるのも怖いことです。
このパクリ問題はイタチごっこのような気もしますが、
クラウドファンディングのように誰にでも情報を公開する形でアイデアを出す場合は、
真似される前に早く製品化するか、真似できない技術を保持するかくらいになっちゃうんでしょうかね。