強度と軽さ・薄さはトレードオフではなくなる?

先日の新聞に大変興味深い記事がありました。

鋼鉄超える強度とナイロン顔負けの伸縮性 世界初「クモの糸」量産化
<産経ニュース>

産経ニュース
山形県のスパイバー社が、
クモの糸を人工的に合成して量産する技術を世界で初めて確立したとのこと。
「クモの糸は、同じ太さの鋼鉄を上回る強度とナイロンを超える伸縮性を持つ」そうです。
”鋼鉄を上回る強度”、”ナイロンを超える伸縮性”、
読んだだけでもかなりすごそうです。
これまでは、強度と軽さ・薄さはトレードオフだった織物に革命が起きることが予想されます。
また、記事にもあるとおり、織物だけでなく車の車体などにも応用できるようで
これからのあらゆる分野での製品化がとても楽しみであります。
スパイバー社研究開発ページには
その研究内容など解説してあり大変興味深く読ませていただきました。
スパイバー社
我が国での製糸の起源は、定説がありませんが、日本書紀上代にすでに
蚕から糸を作っていたというような趣旨の記述があると言われています。
そんな遙か昔から始まった製糸技術は今なお進化し続けているんだなぁと
感慨深く読んだ記事でもありました。