生地の製法が変わる日も近い?

昨年の6月に当ブログで「3Dプリンターの進化に思う未来のものづくり
という記事を書きました。
その中で、
「生地は織って作るものという常識がいつかなくなる日が来るかもしれません」
なんて書いていましたが、
先日、本当にそんなプロダクトが誕生したという記事がありましたので紹介します。
綿糸と液体シリコンを材料に、耐衝撃性の高い編み物を3Dプリントできる新しい技術だそうです。
出典:WIRED NEWS
「ナイフからも身を守れる「3Dプリントの編み物」:ロンドンの美大生が開発」

3Dプリントの編み物
WIRED NEWS「3Dプリントの編み物」より
編み物の素材は、どこの手芸用品店でも手に入る、ごく普通の1本の綿糸。
そして、この糸を編んでいくときに結合剤としてシリコンを塗るようです。
写真や、下の動画ではものすごく大きな構造になっていますが、
これは構造と性質を見せるためにかなり大きめに作られているとのことで
実際にはもっと小さなものができるようです。

開発が進んで、ハードウェアの性能も上がれば本当に
従来の織物や編物の製法が変わり、新技術に取って代わる日がくるかもしれませんね。