ソーイングファン必見「繕い裁つ人」
みなさん、「繕い裁つ人」というマンガをご存じでしょうか。
講談社の月刊誌「Kiss PLUS」に連載されていた池辺葵さん作のマンガです。
先月には単行本の最終刊が発売され、映画も1月31日(土)から全国で順次公開されています。
服に命を宿す人。どこか懐かしい町並みに響くミシンの音。
祖母の志を受け継いで、その人だけの服、一生添い遂げられる洋服を作り続ける。
そんな南洋裁店の店主・市江(いちえ)と、
彼女の服を愛してやまない百貨店企画部の藤井(ふじい)。
微妙な距離感を保ちながら関わる二人と、服にまつわる人々の思いを描き出す、
優しい優しい物語です。
(Amazon書籍紹介より)
祖母から受け継いだ洋裁店を細々と営む主人公の市江。
彼女のお店にはいろいろな思いをもった人たちが訪れ、
市江はその思いを大切にしながら素敵な服を作り出していきます。
毎回、淡々と、そしておだやかに話が進むマンガで、
見せ場満載の他のマンガに較べると物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
しかし、一つ一つのセリフがしんみりと響き、
コマとコマとの間を流れる時間が読む人の心に入り込んでくるそんなマンガです。
繕い裁つ人(1)講談社
映画はまだ見ていないのですが、
予告編を見たところ、原作の持ち味を活かしつつ
マンガでは見ることができなかった色味や雰囲気をうまく作っているなと感じます。
繕い裁つ人 本予告
出演者も魅力的な方ばかりですし、
三島有紀子監督もこれまでの作品が素敵だったので期待大です。
今度ぜひ映画を見に行きたいと思います。
以下は、参考サイト。
→映画「繕い裁つ人」公式サイト
→CINRA.NET 衣装がステキ、映画『繕い裁つ人』三島有紀子×伊藤佐智子対談
コミックナタリー「池辺葵にインタビュー」